時間旅行者の夢(77) [小説『タイムトラベラーの夢』]
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ヒカルは、レイナ・ランスロットが本物だと信じている。あのオークランドの丘の上での体験は、決して夢や幻などではなかった。この同じ部屋に居て、すっ惚けた表情で人の話に耳を傾けているフィル・シェルの存在が、尚それに拍車をかけている。
この先、何が起きるのだろう?
時間旅行者の夢(73) [小説『タイムトラベラーの夢』]
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17.レイナ到着
翌日の正午、川田はメンバー全員に専用の携帯電話を貸与した。そして、ヒカルたち六人と共に東京駅に向かった。レイナ・ランスロットが羽田からそちらへ向かっていると知らされたからだ。