時間旅行者の夢(62) [小説『タイムトラベラーの夢』]
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この政策の立案者は彼ではない。EOW教徒の行状に困惑した各国の政府が、レイナを本物と認めることによって彼らを牽制しようという方向に動き、そして日本もそれに同調したに過ぎないのだ。
時間旅行者の夢(57) [小説『タイムトラベラーの夢』]
時間旅行者の夢(56) [小説『タイムトラベラーの夢』]
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「だめだよ、義母さん。例え原稿を焼いても、僕という者が存在する。その気になればあの方程式を記憶から手繰り出すこともできるだろう。脅威は僕の脳にあるんだ。原稿を焼いても、なにも立証はできない」