映画『プレデターズ』 [映画鑑賞メモ]

タイトル: プレデターズ (2010年、アメリカ) 
監督: ニムロッド・アーントル 
脚本: アレックス・リトヴァク、マイケル・フィンチ 
主演: エイドリアン・ブロディ、アリシー・ブラガ 
鑑賞時期: 2011年1月中旬


映画のタイトルを見て、例の蟹のお化けみたいな頭部をもった宇宙怪物が出てくると誰もが思うわけだから、勿体ぶって(ってこともないのかもしれないが)ようやく登場して来ても、今更第一作の時のような衝撃は全然感じないわけです。

ではどうやってこの続編の見せ場を作るのか、と思っていたら残念なことに相変わらず殺し合いの一点だけでした。


始まった途端、登場人物が空中落下している最中に意識を取り戻すというツカミは良かったし、降下した先のジャングルがアマゾンだと思っていたら、そもそも地球ですらなかったという展開も、この手の作品らしくて良かった。


ただ、理不尽に地球から拉致されて来た荒くれ者達の人生をもう少し描いていたら、ストーリーに深みが出たと思う。

それがただ殺し合うだけの展開だから、シュワちゃんの一作目の足元にも及ばないし、未知の惑星とはいえジャングルの場面だけなので新鮮味にも欠けている。


プレデターに2種族が居るといった新しい設定も生かし切れていなかったし、プレデターの獲物(人間)達の中に一人だけマトモな医者が含まれていたが実は……という終盤の設定も、たいした驚きには繋がらなかった。


また、この星には生き延びていた人間が一人いて、新入りの獲物達を隠れ家に招待するが、招待しておいて『食いぶちが減る』という理由で追いだしに掛る展開には、観ていて呆れた。

脚本が悪過ぎますね。
また続編が有りそうな終わり方をしていたが、プレデターのオドロオドロしい容姿に頼る時期はとうに終えているので、もう少し考えて創って欲しいな。


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